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記事一覧
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一期一会なれど
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かれこれ四半世紀くらい前のことだが、茨城県の創業経営者M氏に会う機会があった。
同氏は学歴は義務教育までながらも終戦直後、裸一貫から起業、戦後復興、高度経済成長の下、県内でも屈指の企業を育て上げた。
そのことに関する数々の武勇伝も拝聴したが、仲間内では出世頭ということからなのであろう、とある戦友会の会長も務めていた。
が、その会も「そろそろやめようかと思っている」と話していた。
本来ならば戦争体験を語り継ぎ、平和な時代を築くためにはどうすべきかを話し合うための集まりのはずが、利殖や遊興の話ばかりになっていたからであるという。
時あたかものバブル経済で目先の欲望を満たすために生死の境をさまよった体験も忘れられがちになっていることを嘆いていた
M氏はそれから半年ほど後に逝去された。まさに一期一会というべきご縁であるが、最近になってM氏のお気持ちがわかるような気がしている。
そしてそれは筆者自身の残りの人生を考える上での示唆でもあるかのようだ。(菊池道人 「不死鳥」早大歴史文学ロマンの会を再建する有志の集い会報より)
不死鳥会(早稲田大学歴史文学ロマンの会を再建する有志の集い)
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